Straight Outta Street

WIDEN STORY #国際派ダブルダッチャーへの道のり

“アカモクモドキ”, “\(^o^)\/(^o^)/”として、ダブルダッチディライト一般部門にて2回優勝。日本マルチホイール協会会長としてなわとびの新しい可能性を切り開く。5ヶ国語を操り、なわとびを通して世界と繋がったOKAMON。彼のストーリーを広げた国際交流メソッドに迫る。

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英語の勉強を始めたきっかけ

英語の勉強を始めたのは大学の時ですね。入学当時はTOEICが680点くらいで、大学に入ったからには、せめて英語くらい出来るようになろうと思ったことがきっかけです。授業外で開かれている英語の勉強会に参加して、地道に勉強していました。

大学2年生の夏休みには、2ヶ月間アメリカに留学に行きました。「海外に行きたい!」と思っていても、何かと理由をつけて躊躇している人は多いのではないでしょうか。迷っていても始まらないですし、その時間が勿体ないので、とにかく行動することをお勧めします。

一度行動すると、それがきっかけで新しいことがどんどん起こるんです。これは偶然ですが、アメリカでの留学中にJRSF(日本ロープスキッピング連盟)から「12月に台湾で開かれるなわとびの大会に誰か参加しませんか?」と連絡が来ました。初めての海外生活を送っていた最中に、まさかなわとびを通して海外に行けるチャンスが来るとは思ってもいませんでした。

迷うことなく、すぐに返信しました。こういう時の勢いは大切だと思います。

okamon_2なわとびの世界大会”World Jump Rope”にて。(2015年)

なわとびを通した初めての国際交流

その大会は、なわとびだけでなくジャグリングや民族舞踊なども含んだイベントでした。大会としてレベルは高くはなかったので、なわとび歴が1年くらいの私でも、全種目で優勝することが出来ました。優勝者としてエキシビジョンでパフォーマンスを行ったのですが、それをきっかけに台湾の選手に声をかけてもらい、一緒にご飯を食べ、観光に連れて行ってもらいました。なわとびを通した国際交流の醍醐味を知った時でした。

それからというものの、長期休暇ごとに海外旅行に旅立ちました。日本ではなかなか知られていないのですが、現地発着ツアーによく参加していましたね。空港までの往復チケットさえ準備すれば、あとは空港でピックアップされてツアーに参加できる、パッケージ型のツアーです。参加者は海外の学生が多いので、嫌でも英語力が磨かれるような環境です。飛行機とツアーさえ予約すれば、後は勝手に英語の世界に放り込まれるので、迷っている人にはお勧めですね。

okamon_3スイスで行ったワークショップの様子。

ドイツでのインターンシップ

大学4年生の時には、1年間大学を休学してドイツへインターンシップに行きました。ドイツでもなわとびは続けたかったので、現地になわとびをしている人がいないか、なわとび先輩に聞きました。すると、たまたまステイ先の街でなわとびをしている人がいて、紹介してもらえたんです。先輩たちが築き上げたなわとびやダブルダッチのネットワークって、思っているよりもずっと幅広いんですよ。「とりあえず聞いてみる」という姿勢は大切だと思います。

実は、ドイツではなわとびがとても盛んです。なわとびの組織が公的組織と直結しているので競技環境が整っており、ジュニアからシニアまで幅広い年代の方がなわとびをしています。クリスマスの時期にはなわとびキャンプという合宿があり、私は講師として参加しました。子供たちや街のなわとび愛好家との交流を通して、ドイツでのなわとびの輪が広がりました。その時は、たどたどしいながらもドイツ語で教えていました。好きなことを通すと、恥ずかしさも忘れて自然と一生懸命になれますよね、それが一番勉強になると思います。

okamon_4講師を務めたドイツのクリスマスキャンプにて。

日本初のFISACメンバーへ

2011年にはなわとびの全日本大会・全日本ロープスキッピング選手権に団体で出場しました。なんとか勝ちあがることが出来、世界大会である”FISAC World Rope Skipping Championship”(以下”FISAC”)への出場権を獲得しました。しかし、私は翌年フランスにインターンシップに行くことが決まっており、出場を断念しました。

ですが、いざチームの他のメンバーが出場に向けて練習しているのを見ると羨ましくなり、どうにかして自分もFISACに参加できないか考えました。そこで思いついたんです、選手として参加できないなら、ジャッジとして参加すればいいんじゃないかと。それからFISACのルールを猛勉強してジャッジ資格を取得し、本当にジャッジとして参加したんです。日本から来たジャッジもいましたが選手を兼ねていた人が多かったので、全日程を通してジャッジをしたのは自分だけでした。

okamon_2フランスでのダブルダッチイベントでもジャッジを務めた(2014年)

その年のFISACでは大会以外にもジャッジ委員会に出席しました。その時に、日本のなわとびのジャッジがその年にこれだけ増えた理由を説明してほしいと頼まれていたので、資料を作って説明しました。実は、自分がジャッジ資格を取るために読んだルール(英語)の和訳が呼び水となって、日本人でジャッジ資格を取ろうとした人が出てきたようで、結果として、数人の国際ジャッジが誕生したのです。

その方法を詳細に説明した資料がとても好評で、FISACのルール委員会メンバーにならないかと打診されたんです。驚きもありましたが、またとない機会だったので承諾し、加入しました。FISACルール委員会のアジア代表になったのは、日本人として私が初めてです。

他にも中米やインドにも長期滞在しました。数えてみると、大学入学以降で合計3年間を海外で過ごした計算になります。

海外に行きたい人へ

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p>「勉強しなくてもよいが、勉強したほうが可能性が広がるもの」、それが英語だと思います。外国人選手と交流する時、海外での大会やパフォーマンスの機会がある時、ダブルダッチやなわとびをしていると、国際交流のチャンスはいくらでもあると思います。チャンスが来た時に掴めるかどうかは、それまでの勉強が物を言います。準備しておいて決して損はないはずです。

おすすめの勉強法があれば教えてください。

パソコンやスマートフォン、よくつかうアプリなどの言語設定を変えることがおすすめです。操作に慣れているはずなので、言葉が分からなくても直感的に理解することが出来るんですよ。例えば、メール作成のボタンに「Compose」と書かれていれば、「この英語はメール作成という意味なんだな」と直感的に意味が分かると思います。英語に限らず、どんな外国語を勉強する時でも使えますよ、私もフランスに行っていた時はフランス語に、中米に行っていた時にはスペイン語に設定していました。

どんな人でも、頑張って勉強するのは疲れるんですよ。だから、自然とストレスなく勉強できる方法を探した方が絶対いい。この勉強法は一番身近で手軽だと思うので、一度試してみる価値はあると思います。

jun_6英語に設定したGmail、直感的に言葉が理解できることが分かる。

最後に

日本ではなかなか知られていないですが、実は海外には沢山のなわとびイベントがあるんですよ。海外での活動を通して各国のなわとび友達とつながり、そういった情報が随時入ってくるようになりました。主催者に連絡を取って参加させてもらったり、普通に旅行に行った時も一緒に練習をしたりご飯を食べたり、日本だけだと知らない情報をたくさん知ることができるようになって、個人単位で動けるようになりました。

海外の大会やイベントに参加すると繋がりが増えて、「また行くために頑張ろう」と思えますよね。競技自体へのモチベーションが上がるので、とてもいいサイクルができると思います。迷っている人はぜひ一歩を踏み出してみてください、きっとそこには新しい世界が広がっているはずです。

OKAMON
“アカモクモドキ”, “\(^o^)\/(^o^)/(なんつうこったい)”として、ダブルダッチディライト一般部門にて2回優勝。日本マルチホイール協会会長としてなわとびの新しい可能性を切り開く。5ヶ国語を操り、縄跳びを通して世界中を飛び回っている。