Straight Outta Street

#FIND STORY – KOGA

現役教師として生徒へのダブルダッチ指導を行い、その独創的な縄回しを武器に世界大会出場チームを多数輩出。ダブルダッチが秘める教育的意義を説く指導者・KOGAのストーリー。

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ダブルダッチへの憧れ

高校生の頃、テレビで芸能人がチャレンジしていたのを見たことが、ダブルダッチを知ったきっかけです。2本の縄が回る中で人が跳ぶ、その不思議な姿に惹かれ、「きっとこのスポーツは面白いに違いない」と直感的に思いました。ですが、練習の仕方も分からず、一緒に始める仲間もいなかったので、やりたいという気持ちだけで終わってしまっていました。

その時から、いつかダブルダッチをやりたいという想いは、常に自分の中にありましたね。大学では器械体操部に入っていたのですが、ダブルダッチをやりたいあまり、ウォーミングアップで取り入れようと提案したこともありました(笑)。

ダブルダッチを始めたきっかけ

大学を卒業し、栄光学園という学校で教員になりました。数学の教師と体操部の顧問を務めていたのですが、就職して2年目に、高校1年生を対象とした総合学習の授業を担当することになったんです。体育の先生が生徒と一緒に学校に畑を作ったりと、カリキュラムに捕らわれず、各々の先生が自由に指導内容を決めることのできる授業でした。

そこで、「ダブルダッチの授業やります!」っていう看板を出しちゃえば、長年気になっていたスポーツを始めることができるんじゃないかと思い、開講を決意しました。

教師として無責任なことは出来ないので、総合学習の授業が始まる半年ほど前から、ダブルダッチについて本格的に調べ始めました。インターネットで検索すると、日本ダブルダッチ協会のホームページだけが引っかかり、当時日本で唯一サークル活動をしている日本体育大学の乱縄を紹介してもらいました。現在日本ダブルダッチ協会の理事を務めている原竹さんが、大学3年生の時だったと思います。基本の基本でいいから教えてくれないかと連絡を取ったところ、ありがたくも快諾頂き、日体大に半年ほど通って基礎を教えてもらいました。

koga_2現在では、勤務先の栄光学園はダブルダッチの上位常連校となっている。

生徒たちとの挑戦

そして、翌年の4月に総合学習の授業が始まりました。生徒の中には、東京大学ダブルダッチサークル・D-actを立ち上げた立原・穴沢、”たつまきヒコーキ”のメンバー・藤野がいましたね。半年間で覚えた基礎を生徒に教えた後は、それを応用して自分たちで新しい技を考える授業を行いました。自分が考えた技を生徒に教えるだけでなく、逆に生徒に教えられることも沢山ありました。

ダブルダッチって、楽しみ方が固定されていなくて、とにかく自由なんです。「こんなことが出来るんじゃないか」「あんなこともできるんじゃないか」とアイデアが生まれ、生徒1人1人の個性が発揮される。とにかく発見ばかりの1年間でしたね。教師から生徒への一方通行の授業にならず、双方向のインタラクティブな場が実現できていたと思います。